警視庁三鷹署が建造物侵入容疑で10日に現行犯逮捕した住所不定・無職の男(34)のリュックサックから腐敗した乳児の遺体のようなものが発見されたことが11日、分かった。男は「5〜6年前に死んだ自分の子どもの遺体だ」と供述している。
三鷹署によると、男は10日午後1時20分ごろ、東京都三鷹市の東大三鷹国際学生宿舎の敷地内に侵入した。女子寮前を歩いているところを管理人が発見。背負ったリュックを不審に思い、中身を問いただすと「見せられない」と拒否して暴れたため110番し、駆けつけた署員が取り押さえた。
署内で調べると、黒い中型ナイロン製リュックの中には、ビニール袋に入った茶色い液状の異物があった。強い腐敗臭があり、固形物も含まれていた。同署は、異物が遺体の一部である可能性もあると見ている。
男が「子どもの母親」とした都内在住の30歳前後の女性は、同署の事情聴取に対し「10年前に男児を出産したが、声を上げるのも聞かないまま死んでしまった。自分が部屋で保管した後、男に渡した。男は『処分する』と言っていた」と話している。自宅で出産したとしているが、出生届は出ていない。男と女性は現在も知人同士だという。
男は「こぎれいな服装」(捜査関係者)で、名前や年齢を言い換えたりしつつも淡々と捜査に応じている。三鷹署は11日午後から司法解剖を始め、事件の全容解明を急ぐ。
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